ちょっとそこまで 岡崎公園から伊賀川の桜並木 2024 04 08

 曇天で花見には不適ですが、所用もあったので岡崎公園から伊賀川沿いの桜をみてきました。自宅から矢作川に沿って菜の花遊歩道(岡崎百景)を通ります。菜の花は今、タンポポに主役が移っています。

 遊歩道が終わると、そこからは乙川沿いの桜並木をペダルを踏んで進みます。248号線を渡れば、もう岡崎公園です。

 昨日で岡崎の桜まつりは終わりましたが、賑やかな「まつり」を避けて、平日の今日、花見と思う人は私だけではありません。それなりの人手で、乙川南側に並ぶ露店はまだ開店中でした。肝心の桜は、まつりの終演に合わせてか散り始めていました。

 場所によっては動画に残したいような桜吹雪で視界が妨げられます。更に、公園を抜けて伊賀川沿いに上がっていきます。昨日、まつりのメインイベントだった家康行列の出発地である伊賀八幡宮(岡崎百景)を通過します。

 そして、まだまだ続く伊賀川沿いの桜並木を、終点とした環状線まで走ります。この近くの知人宅で所用を済ませ、Uターンです。
途中、一時ポツポツと雨も降り、青い空でなかったのが残念ですが、なんとか今年もここの桜の記録を残すことができました。



雲間から かんむり座T星 を撮る 2024 04 05

 かんむり座の反復新星 T CrB(かんむり座T星)については、昨年からブログなどで何回か紹介しています。80年ぶりに近々爆発が予測されていて、世界の観測者が今か今かと待っています。爆発すると、北極星に近い、2~3等級まで明るくなることが知られていて、街中でも観ることが可能な明るさです。新星がここまで明るくなるのは、今でも脳裏に焼きついている1975年の白鳥座新星(V1500 Cyg)以来で、約50年ぶりの明るい新星爆発になります。ということで私も昨年からできるだけ監視するようしています。

 先日は晴れ間があったので撮影に出かけましたがすぐに雲ってしまいました。流れる雲の隙間から双眼鏡で観てみましたが増光は確認できませんでした。撮影も強行してみましたが、たくさんの画像の中でT星付近に雲が無かったのは2画像だけでした。この画像(RAW)からG画像を取り出してアパーチャー測光し、AAVSOの比較星を使って、ポグソンの式からT星の光度を見積りました。この近似と計算はもう15年以上も前にエクセルで作成した自前のものです。結果の光度は今までと変化なく10.4cG等でした。 

4月5日 午前2時の一色海岸から

雲の中のかんむり座T星 元画像

かんむり座T星のトリミング

 さて、肝心の爆発はいつになるのかですが、先回1946年の爆発前の光度変化や色指数の変化などの類似から一番信頼性が高いのが、2024.4年±0.3 とする文献です。中央値はまさに今、4月後半です。もし、8月まで爆発しなければこの予想が外れることになります。今年になって、記録の無かった過去の爆発の中から、1217年と1787年については可能性が高い増光記録が確認されました。先ほどの観測からの物理変化などを無視し、爆発周期の数字遊びをすると、1217年~1946年の9回の爆発平均は80.9年です。これを先回爆発の1946年にプラスすると、次回は、2026年12月になります。また、直近の3回の爆発間平均は79.1年で、これでは2025年3月です。いずれも今年は爆発しないことになりますが、ただ、1年や2年は十分誤差範囲なので数年以内に爆発するのは確実です。まだまだ、かんむり座の「C」が「摂氏の℃」になっていないか見上げる日が続きます。

 

REF.
*1:  arXiv:2308.13668(https://arxiv.org/abs/2308.13668
  The recurrent nova T CrB had prior eruptions observed near December 1787 and October 1217 AD
*2:CBET 5374(http://www.cbat.eps.harvard.edu/iau/cbet/005300/CBET005374.txt
  T CORONAE BOREALIS = NOVA CORONAE BOREALIS 1217
*3:CBET 5375(http://www.cbat.eps.harvard.edu/iau/cbet/005300/CBET005375.txt
  T CORONAE BOREALIS = NOVA CORONAE BOREALIS 1787
*4:novaaql1993’s blog 「寝床で 80年ぶりの新星爆発を捉える? かんむり座T星」
  (https://blog.hatena.ne.jp/novaaql1993/novaaql1993.hatenablog.com/edit?entry=6801883189076290461
*5:novaaql1993’s blog 「反復新星 T CrB  そろそろ臨戦態勢?」
  (https://blog.hatena.ne.jp/novaaql1993/novaaql1993.hatenablog.com/edit?entry=4207112889972499692

ちょっとそこまで 八ツ面山公園(西尾市)の桜 2024 04 04

 一気に開花したソメイヨシノ、まごまごしていると満開を見過ごしてしまいます。今年もマゴ達と青い空が見えた4日に八ツ面山(西尾市)の芝生公園まで出かけました。
車では20分もかからず、すぐそこです。公園には広い芝生の周囲を200本ほどの桜の木が囲っていて見応えがあります。桜は7部咲き、今週土日が満開でしょうか。平日でしたがテレビで紹介されたりして、年々花見の人が増えてきました。また、小学校の入学式があったので、ランドセルを背負ったピカピカの一年生を連れた親子も目立っていました。孫達は花より団子、花より遊具で、そのおっかけで汗がでる桜見物になりました。

公園の駐車場は満車 ここまで車できては、いけません?

満開は待間近、まじか!!

スマホだと・・・こうなる

ドローンでもあれば・・・

こっちも・・・こうなる

さくらがさくらにみえないのでさくらかな

 

カメラやっぱ持ってくるべきだった1

ちょっとそこまで 行福寺のしだれ桜(豊田市)2024 04 02

 今年は桜の開花遅れや曇天で花見カレンダーが頭の中にできていません。毎年訪れる、奥山田のしだれ桜(岡崎)や源空院の枝垂れ桜(西尾)など近隣のしだれ桜は知らぬ間に終演になったようです。幸田文化公園の桜はまだのはずです?
 ソメイヨシノはやっと旬、晴れたら岡崎公園や伊賀川などに出かけてみようと思います。その前にロードのパンク修理が必要ですが。
 一昨日は、遅ればせながら、豊田市の行福寺のしだれ桜(推定樹齢250年)をみてきました。豊田市といっても岡崎市に近く、ちょっとそこです。晴れた午前中が良かったのですが、午後になってしまい、予報通り曇り空でした。写真としては、桜が雲の中に溶け込んでしまいます。記録写真です。しだれ桜は満開を過ぎていましたが参道付近の桜は見頃はこれからです。暖かなの日でしたので、高齢者の団体や入学式前のお子さんや、カメラマンなどたくさんの人でした。

入口側駐車場はほぼ満車

ああか、曇ってくもった!

いいか、曇ってくもった

0、8、8、0、0・・0 わかるかな?

なかなかの

しだれ桜では

ありまする

 

ええ下弦な月とサソリ座新星2024 No.2  20240402

 強風もおさまった一色海岸になんとか3時に到着。南天のいて座に下弦の月がイテ、春霞と黄砂が交差してか、星はほとんどみえずコウサんです。せっかくのイイ下弦の月がイイ加減な月になって輝きがありません。とりあえず、天頂のかんむり座を観ます。Tは見えません。ただ、爆発していたとしても3等前後だからこの空だったらたぶん見過ごすでしょう。隣に置いたラジオから久々、深夜便の吉田拓郎特集。BGMとしては最高ですが、明るい空の下で気分は今一です。適当に月を避けて流し撮りした後、各新星を画像の中心にしてピクズラで連続撮影。終了後には記念撮影として望遠鏡に載せ替えて月を写します。往復45kmの出張はこれで完了。家でRAWから抽出したG画像をUGEMでみてみると、さそり座新星2024 No.2は、11等前半で更に明るくなっていました。slow navaかも? かんむり座Tは相変わらず10等台。

 今日は雨、二日経った今でも吉田町の唄が頭の中で鳴っています。

 

ええ下弦の月

さそり座新星2024 No.2

かんむり座T

一色海岸の夕暮れと 2024 03 29

 SNSでは、ポン・ブルックス彗星の素晴らしい画像があふれていますが、まだ一度も会っていませんでした。西天にいる彗星は晴天でもNGです。西は名古屋の明るい空が彗星を隠してしまいます。だからと言って、山間部まで彗星だけのために遠出する元気もなく、結局いつもの海岸付近まで出かけました。
 春霞(黄砂?)で夕陽はキレイでした。日没後、水星は見えましたが彗星はわかりません。木星と水星の間の該当位置を撮影するとカメラモニターには青い彗星とわかる像が写ります。複数撮影して家に帰ってコンポジット処理しましたが、それにしても眠そうな彗星です。まあ、無視せず記念写真にはなりました。

一色海岸からの夕陽 野鳥撮影の車がチラホラ

日没後の伊勢方面、夜釣りの車がチラホラ

ポンズ・ブルックス彗星 180㎜しか持参せず海まできて後悔

 先日、「X」でリポストした彗星の写真です。リンクとスクショを置いておきます。まるで別物のようにみえます。

Xからリポスト ビウテフル!

まだ増光中!さそり座新星 ASASSN-24ca = Nova Sco 2024 No.2

 全天自動サーベイASAS-SNによって、3月19.32日(世界時)に発見された新星です。
ずっと悪天候で6日ぶりに今朝撮影できました。デジカメf=180mでは明るく11等台で写っています。VSOLJやAAVSOに報告された光度は12等台で差が大きいですが、20.82日よりも確実に増光しています。

ASASSN-24ca 2024 03 27 04h36m(JST)

AAVSO Chart for Obs

ASAS-SN のライトカーブ(g光度)を確認してみても、まだ上昇中のように見えますが、残念ながらこれも fast novaでしょうか? これからは月が近づいてくるので観測が難しくなってきます。

ASAS-SN ライトカーブ