雲を飛ばした お客様の歓声 天の丸で星見 2024 04 13

銀河伝説煌めく天空の宿・天の丸星見企画の天体観測です。
週末は曇天が続いていたので久しぶりの実施でしたが、スタートは、雲量100%、雲を通して時折、月の存在がわかる程度でした。時間とともに薄雲の中、月が見える頻度が増えていきました。そして、月のある西天は、冬の大三角がみえるほどの晴天になりました。後半には、なんと、北斗七星や春の大三角までわかるようになり、終了前には雲は何処へいったのか、快晴になっていました。
お客様は、望遠鏡で観る月は初体験の皆様ばかりで、その度、テラスに歓声があがりました。どうもこの歓声が雲の動きに影響して止まることなく逃げていったようです。これは歓声の法則と呼んでいいのかものかもしれません。一生に一度の体験、参加して本当に良かった、この月は本物?宿泊者全員に観てもらったらなど・・・感激やお礼のお言葉やご要望をいただきました。自称、晴れ女という方は後半に来られ、月の観望の他にも、二重星、ミザールとアルコルやプレセぺ星団も堪能されました。気温13度、少し風があってお客様には寒かったようですが、テラスは皆さんの熱気があふれていました。ありがとうございました。
  *お客様の写真は、原則、ご了解を得て撮影しています。申し訳ありませんが、積極的にポーズをとっていただいた場合にもボカシを入れています。

3世代でご参加の皆様 元気なKちゃん!

曇の下は蒲郡

ミザールも二重星、見えザール

記憶と記録の月、スマホで撮影体験

撮影風景いろいろ

 

ちょっとそこまで 今年も伊那路へ 4月10 ~11日 2nd

 「伊那はいぃなぁ~、ということで、今年もまた、桜とアルプスのコラボ見たさに化石燃料を使って出かけてきました。・・・続編のため省略・・・。
4/10 
中央道→①六道の堤の桜→②春日公園→③光前寺前の水仙→④大沼湖→⑤飯島町田切の池→⑥千人塚公園→⑦大草城址公園→⑧望丘荘→⑨陣馬形山(1445m)→⑩ふれあいの丘→ホテル(駒ケ根)
4/11
ホテル(駒ケ根)→⑪養命酒工場→⑫不動の滝(高森)→⑬阿智村昼神温泉→153号線

⑥千人塚公園

⑥千人塚公園

⑦大草城址公園

⑦大草城址公園

⑦大草城址公園

⑦大草城址公園

⑨陣馬形山(1445m)

⑨陣馬形山(1445m)

⑨陣馬形山(1445m)から中央アルプス

⑨陣馬形山(1445m)から南アルプス

⑫不動の滝(高森)

 

久しぶりの月撮影 2024 04 12

 4月2日下弦の月を撮影して以来、10日ぶりの撮影になりました。何年も何十年も同じような撮影をしていますが飽きません。1970年代、天体写真は「月に始まり、月に終わる」と言った人がいますが、未だに終われません。
 撮影は、ビクセンの口径80㎜焦点距離910㎜のアクロマートの直接焦点です。もう30年以上?も使っている望遠鏡です。画像は、トリミング、軽くアンシャープ処理をしています。

月齢3.5

ちょっとそこまで 今年も伊那路へ 4月10 ~11日 1st 

 「伊那はいぃなぁ~、ということで、今年もまた、桜とアルプスのコラボ見たさに化石燃料を使って出かけてきました。
少し前の天気予報では今週は曇天ばかりで今年は諦めていましたが、10日が快晴予報に変わったので急遽決めました。昨年は、「高遠の桜」開花状況と天気をみて3-4日に出かけていましたが、偶然ですが、1昨年とは全く同じ日でした。
 10日は夕方に、木星、月、彗星が同一視野におさまる好条件でしたので空の暗い所で撮影できたらと器材も積んで出かけました。夜中1時過ぎに、西尾市の一色海岸で星空の撮影を済ませ、帰宅後は二人で荷物を載せ、そのままま高速(途中閉鎖有)を走って、伊那市の「六道の堤」に着いたのは6時30分でした。今年は「高遠城公園」はスキップしました。その他は、昨年、一昨年と同じような場所を巡ってきました。桜はどこも満開に近い状態で青い空にピンクの桜が映えていました。陣馬形山からは、中央、南アルプスの山々がしっかり、くっきり見えました。夕方は少し薄雲が出てきてビールの誘惑に負けて、彗星の撮影は止めました。ほぼ徹夜でしたのそのまま爆睡です。
 11日は、駒ケ根の養命酒工場の見学、高森町の不動の滝、帰路では阿智村付近の花桃の紅色が鮮やかでした。
 今年も撮影した写真の中から適当にピックアップしてブログに残しておきます。

4/10 
中央道→①六道の堤の桜→②春日公園→③光前寺前の水仙→④大沼湖→⑤飯島町田切の池→⑥千人塚公園→⑦大草城址公園→⑧望丘荘→⑨陣馬形山(1445m)→⑩ふれあいの丘→ホテル(駒ケ根)
4/11
ホテル(駒ケ根)→⑪養命酒工場→⑫不動の滝(高森)→⑬阿智村昼神温泉→153号線

①六道の堤の桜

①六道の堤の桜

春日公園

春日公園

③光前寺前の水仙

③光前寺前の水仙

④大沼湖

飯島町田切の池

飯島町田切の池から

飯島町田切の池

飯島町田切の池から

 

ちょっとそこまで 岡崎公園から伊賀川の桜並木 2024 04 08

 曇天で花見には不適ですが、所用もあったので岡崎公園から伊賀川沿いの桜をみてきました。自宅から矢作川に沿って菜の花遊歩道(岡崎百景)を通ります。菜の花は今、タンポポに主役が移っています。

 遊歩道が終わると、そこからは乙川沿いの桜並木をペダルを踏んで進みます。248号線を渡れば、もう岡崎公園です。

 昨日で岡崎の桜まつりは終わりましたが、賑やかな「まつり」を避けて、平日の今日、花見と思う人は私だけではありません。それなりの人手で、乙川南側に並ぶ露店はまだ開店中でした。肝心の桜は、まつりの終演に合わせてか散り始めていました。

 場所によっては動画に残したいような桜吹雪で視界が妨げられます。更に、公園を抜けて伊賀川沿いに上がっていきます。昨日、まつりのメインイベントだった家康行列の出発地である伊賀八幡宮(岡崎百景)を通過します。

 そして、まだまだ続く伊賀川沿いの桜並木を、終点とした環状線まで走ります。この近くの知人宅で所用を済ませ、Uターンです。
途中、一時ポツポツと雨も降り、青い空でなかったのが残念ですが、なんとか今年もここの桜の記録を残すことができました。



雲間から かんむり座T星 を撮る 2024 04 05

 かんむり座の反復新星 T CrB(かんむり座T星)については、昨年からブログなどで何回か紹介しています。80年ぶりに近々爆発が予測されていて、世界の観測者が今か今かと待っています。爆発すると、北極星に近い、2~3等級まで明るくなることが知られていて、街中でも観ることが可能な明るさです。新星がここまで明るくなるのは、今でも脳裏に焼きついている1975年の白鳥座新星(V1500 Cyg)以来で、約50年ぶりの明るい新星爆発になります。ということで私も昨年からできるだけ監視するようしています。

 先日は晴れ間があったので撮影に出かけましたがすぐに雲ってしまいました。流れる雲の隙間から双眼鏡で観てみましたが増光は確認できませんでした。撮影も強行してみましたが、たくさんの画像の中でT星付近に雲が無かったのは2画像だけでした。この画像(RAW)からG画像を取り出してアパーチャー測光し、AAVSOの比較星を使って、ポグソンの式からT星の光度を見積りました。この近似と計算はもう15年以上も前にエクセルで作成した自前のものです。結果の光度は今までと変化なく10.4cG等でした。 

4月5日 午前2時の一色海岸から

雲の中のかんむり座T星 元画像

かんむり座T星のトリミング

 さて、肝心の爆発はいつになるのかですが、先回1946年の爆発前の光度変化や色指数の変化などの類似から一番信頼性が高いのが、2024.4年±0.3 とする文献です。中央値はまさに今、4月後半です。もし、8月まで爆発しなければこの予想が外れることになります。今年になって、記録の無かった過去の爆発の中から、1217年と1787年については可能性が高い増光記録が確認されました。先ほどの観測からの物理変化などを無視し、爆発周期の数字遊びをすると、1217年~1946年の9回の爆発平均は80.9年です。これを先回爆発の1946年にプラスすると、次回は、2026年12月になります。また、直近の3回の爆発間平均は79.1年で、これでは2025年3月です。いずれも今年は爆発しないことになりますが、ただ、1年や2年は十分誤差範囲なので数年以内に爆発するのは確実です。まだまだ、かんむり座の「C」が「摂氏の℃」になっていないか見上げる日が続きます。

 

REF.
*1:  arXiv:2308.13668(https://arxiv.org/abs/2308.13668
  The recurrent nova T CrB had prior eruptions observed near December 1787 and October 1217 AD
*2:CBET 5374(http://www.cbat.eps.harvard.edu/iau/cbet/005300/CBET005374.txt
  T CORONAE BOREALIS = NOVA CORONAE BOREALIS 1217
*3:CBET 5375(http://www.cbat.eps.harvard.edu/iau/cbet/005300/CBET005375.txt
  T CORONAE BOREALIS = NOVA CORONAE BOREALIS 1787
*4:novaaql1993’s blog 「寝床で 80年ぶりの新星爆発を捉える? かんむり座T星」
  (https://blog.hatena.ne.jp/novaaql1993/novaaql1993.hatenablog.com/edit?entry=6801883189076290461
*5:novaaql1993’s blog 「反復新星 T CrB  そろそろ臨戦態勢?」
  (https://blog.hatena.ne.jp/novaaql1993/novaaql1993.hatenablog.com/edit?entry=4207112889972499692

ちょっとそこまで 八ツ面山公園(西尾市)の桜 2024 04 04

 一気に開花したソメイヨシノ、まごまごしていると満開を見過ごしてしまいます。今年もマゴ達と青い空が見えた4日に八ツ面山(西尾市)の芝生公園まで出かけました。
車では20分もかからず、すぐそこです。公園には広い芝生の周囲を200本ほどの桜の木が囲っていて見応えがあります。桜は7部咲き、今週土日が満開でしょうか。平日でしたがテレビで紹介されたりして、年々花見の人が増えてきました。また、小学校の入学式があったので、ランドセルを背負ったピカピカの一年生を連れた親子も目立っていました。孫達は花より団子、花より遊具で、そのおっかけで汗がでる桜見物になりました。

公園の駐車場は満車 ここまで車できては、いけません?

満開は待間近、まじか!!

スマホだと・・・こうなる

ドローンでもあれば・・・

こっちも・・・こうなる

さくらがさくらにみえないのでさくらかな

 

カメラやっぱ持ってくるべきだった1