こんな暖かい日が あっ・・・? 天の丸で星見 2024 03 16

 銀河伝説煌めく天空の宿・天の丸星見企画の天体観測です。
快晴、絶好の天体観望日和でした。これまでの氷点下から一転、10度以上もありました。テラスは、お客様が次から次へと望遠鏡を覗きに来られて賑やかになりました。でも、軽装のお客様は寒くて短めの観望になってしまいました。
 参加された方には、宇宙一大きなダイヤモンドを手に入れ、いや脳裏に焼き付けていただきました。望遠鏡では、月の写真をゲットしていただきました。ちょうど、月探査機SLIMが着陸したクレーター・キリルスが見頃だったので、150倍でも見ました。SLIMはスリムすぎて見えません。望遠鏡でみる生の木星やクレーターに大変感激されていました。この夜は望遠鏡のトラブルで追尾ができず、手動導入でしたので忙しい夜でした。(トラブルはケーブルの断線でした)

蒲郡の夜景がやけにキレイ

今夜はツキがあったお客様

望遠鏡+スマホで月ゲット

SLIMはどこ?

観望会風景いろいろ

 

月と冬の星座 観望会 2024 03 15 @名古屋市

 名古屋市にある小学校の子ども会様から観望会のご依頼がありました。
当日は快晴で寒くもなく絶好の観望会日和になりました。約30名の参加でした。
最初にスケジュールと観望する天体について説明させていただきました。
倍率を変えて木星とその衛星、月のクレーター、すばる星団を望遠鏡でみました。
月はスマホでの撮影にも挑戦していただきました。
途中、国際宇宙ステーションISSの通過も条件良くみることができました。
春霞のせいか、明るい空でしたが、冬のダイヤモンドも見え、いくつ星が見えるか数えてもらいました。たくさん数えたお子様には、双眼鏡や銀河の森天文台で買った鉛筆をプレゼントしました。
皆さんそれなりに楽しんでいただけたと思います。記念に集合写真を撮って終了としました。

最後に記念撮影

初体験! ISSの通過

いつものトレッキング 南沢山&横川山スノトレ 2024.03.14

 3月の「いつものトレッキング」のスノトレは、何度か行ってる富士見台ではなく、お隣の、南沢山&横川山でした。阿智セブンサミットで、山頂からのアルプスの展望がよい所です。参加者は、いつもの80代、70代のメンバー9人になりました。

 登山口から雪があってすぐアイゼンを装着しました。登るごとに雪質が氷状からさらさらに変わっていくのがよくわかります。雪がだんだん増えてきて歩きにくく、中間点に達するまで時間がかかりました。そこからは緩い登り勾配です。下山する登山者によると頂上からのアルプスが絶景だったとのことでした。南沢山頂上付近に近づくとやっと南アルプスが木々の間から見えてきます。12時過ぎに、南沢山頂上(1564m)に到着しました。ここは高原で眺望はなく、さらに横川山まで行きます。雪はどんどん深くなり、2個準備したスノーシューを装着しました。この付近で、日差しが無くなり、風も強くなって吹きめちゃくちゃ寒くなりました。気温は氷点下3~5℃、体感はさらに低下しています。最後の急斜面の雪道を喘ぎながら登ると、13時にやっと横川山頂上(1620m)につきました。残念ながら期待した頂上からのアルプスの展望は見られませんでした。皆さんで記念写真を撮り、風を避けて茂みで昼食を取って直ぐに下山となりました。昼神温泉によって帰路に着きました。

いつもながら高齢者のワイガヤで楽しい一日になりました。

 リーダーが作成した スライドショー動画です。

横川山 山頂にて

ゆっくり行きましょう

南沢山山頂にて

南沢山から横川山にむかって

 

【へびつかい座新星2024 出現時の銀河 @西尾市】

昨日掲載した画像と時刻の違う画像を処理してみました。
3月11日の早朝、短めのレンズで風景写真を撮っていました。

西尾市一色海岸での撮影です。
新星については今朝、

VSOLJ((386) ニュース 「へびつかい座に新星が出現」がでていました。 
日本人の新星発見は、

国立天文台の「日本人が発見した天の川銀河の中の新星一覧(2011年以降)

で確認できます。

へびつかい座新星出現時の銀河 @西尾市

今度はへびつかい座に新星出現!  V4370 Oph = TCP J17395720-2627410 

 3月11日の早朝に「へびつかい座」に11等級の新星が出現しました。今年三番目の新星です。世界で最初に発見したのは、群馬県の小嶋正さんです。3時36分頃に撮影した画像からの発見です。遅れて複数の日本人やオーストラリアのAndrew Pearceさんも独立発見しています。

その報告はTOCP(http://www.cbat.eps.harvard.edu/unconf/followups/J17395720-2627410.html, http://www.cbat.eps.harvard.edu/unconf/followups/J17395699-2627413.html)に掲載されています。これ以外にもベテランの捜索者から発見報告があったようです。全国的に良い天気で観測し易い位置だったため多くの発見者がいました。私も4時22分に撮影した画像に新天体らしき星に気づき、5時過ぎに国立天文台に通報しています。参考:日本人が発見した天の川銀河の中の新星一覧

 最初の発見報告を受けてすぐに広島大学のメンバーによって東広島天文台「かなた」で分光観測が実施され、赤くなった初期段階の新星であることが確認されました。発見報告から約30分後のことです。この結果は、
ATel #16521:Spectroscopic Observation of TCP J17395720-2627410, Classifying as a Reddened Nova で同日に報告されました。極めつけは、翌日にはもう、CBET 5365:V4370 OPHIUCHI = NOVA OPHIUCHI 2024 = TCP J17395720-2627410 によりこの星の発見内容とV4370 Ophという変光星名がついたことが報じられました。

 あっと言う間の出来事でした。明るさはほぼピークのように見えますが、今後の観測が注目されています。

へびつかい座新星 発見画像 撮影時刻の訂正29h22m→28h22m

当夜の銀河 2023.03.10 28h45m

ソフト ステラリウムから新星の位置

また逢う日まで、逢える時まで 天の丸で星見 2024 03 09

銀河伝説煌めく天空の宿・天の丸星見企画の天体観測です。
天の丸に着いた時は、気温0℃、なんと小雪が舞っていました。でも予報通りすぐ晴れてきました。観望会中は氷点下になり先週末より風があって寒く感じました。
それでも、たくさんのお客様が次から次と望遠鏡を覗きにテラスに来られて賑やかでした。カノープス、冬のダイヤモンド、望遠鏡では、木星、すばる星団、オリオン星雲などを観て楽しんでいただきました。
初の木星カノープスに感激、貴重な体験、楽しい時間、などと極寒の中でしたが、心温まるお言葉を多くいただきました。是非またお泊りいただいて観望会でお逢いしませう。ありがとうございました。吉兆の星・カノープスは、海上のモヤを通して南中時にかろうじて見えました。おそらくここでのカノープスとはお別れです。また来年逢いませう。木星も終了時には西に傾き木星らしい観望が難しくなってきました。そろそろシーズンオフです。来シーズンもくっきりの縞模様を見せて欲しいものです。また逢いしませう。仰げば、遠とし、空の星、年度末です。

さぁ~  さむそ~

天空と下界の中間点

テラスから三河湾をはさんでの夜景

かのカノープス

寒い中ありがとうございました

あれこれピックアップ

蒲郡市街・竹島

豊橋方面

今朝の明けの明星 @一色 2024 03 10

 海岸でも0度近くまで下がりましたが風がないのでそれほど寒くありません。明け方の空は完全に夏です。いて座付近の銀河もしっかり見えていました。
先月出現した、さそり座新星は赤くデジカメではまだまだ明るく写ります。
撮影終了後には金星が昇ってきたので時間をおいて2回撮影してみました。

金星が昇ってくる

あっと言う間にこんなに高い

さそり座新星2024