さんさんと太陽が輝く夏空が続いていましたが、昨夕（８月26日）から一変、一片の晴れ間の無い、皆曇、雨天になりました。サンサン台風10号の影響もあってどうも週末まで晴れそうもありません。
そこで、最近撮った画像で何かないかと探して見ると、先日25日に西尾市一色海岸で撮影した画像がありました。雲と稲光で条件はよくありませんでしたが、帰り道、西尾市から岡崎に入ると雨で、良かったと思いました。画像は、「かんむり座新星T=T CrB」と「南のかんむり座新星V394=V394 CrA」です。どちらも、この１～２年内に新星爆発して通常より急激に明るくなるとされている星です。回帰新星とも呼ばれますが、今はその爆発は怪異な現象ではありません。T CrBは、大きな変化なく9等台、V394 CrAは、相変わらず暗くて写っていません。V394 CrAは、TCrBと違って明るくなっても7等前後ですので肉眼ではみえませんが、もしかすると、T CrBより早く爆発するかもしれません。予想はよそうで、待つしかありません。今回の台風10号の西へ西への動きは、スーパーコンピュータ、AIでも予想できませんでした。１日毎に予報円、進路が変わります。莫大な過去のデータと観測地点からのデータがあっても数日先が予測できていません。そんな状況下で、回帰新星の爆発時期の予想は、数日前の台風進路の予測のように見えます。
