たて座新星=ASASSN-17hx

6月に発見されてから7月後半で9等まで明るくなった。
昨夜、うす雲がある中であるが、8.7等だった。
測光は、21h59m~22h01mまでに撮影した3画像について
フリーソフトIIrisにてRAW画像をRGBに分解、G画像を取り出し、
ステライメージで測光。比較星はAAVSOチャートより5星を選択。
その結果(8.67+8.71+8.66)/3=8.68cG

f=180mm F2.8→3.2  EOS 5DMRK2 13-15sec
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AAVSO ホームページより 観測チャート
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【たて座新星 2017】
たて座は天の川の中にあり、いて座とわし座、へび座(尾部; Serpens Cauda)に囲まれた比較的小さな星座ですが、変光星を観測している人にとってはたて座R星やたて座δ星でおなじみの星座です。たて座の中に6月に発見された新星ASASSN-17hxが、7月下旬になって9等まで明るくなり、小口径の望遠鏡でも見えるようになっています。
新星を発見したのは、オハイオ州立大学が中心となりハワイとチリでそれぞれ4台の口径14cmの望遠鏡とCCDカメラを使って超新星サーベイを行っているAll-Sky Automated Survey forSupernovae(ASAS-SN, "Assassin")のグループで、6月23.47日(世界時)に撮影された画像から12.5等の新天体(ASASSN-17ib)を発見しました。その後、この天体は6月19.41日に14.7等、20.45日に14.1等に増光してきたところを発見された天体(ASASSN-17hx)と同一であることがわかり、ASASSN-17hxと呼ぶことになりました。この天体の位置は、たて座γ星の近くです。*
AstroArts・VSOLJニュースより抜粋: http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9285_nova_sct