ASAS-SNが6月22.14日（UT）のサーベイ画像から発見した新星。発見時は14-15等でしたが、25日には11等まで増光していることが眼視で確認されています。その後、徐々に減光して現在は12等前後。ASAS－SNが発見する新天体は、確認不要との判断なのか、TOCPに掲載されない（TNS及びASAS-SN Transientsには掲載）ので確認観測が遅れていましたが、昨日、ATel #14744 が発行され遅ればせながら新星であることが確認されました。報告は、カリフォルニア工科大学のメンバーで、所属するパロマ―山の200インチ望遠鏡で撮られたスペクトルの結果からです。さそり座の新星は今年２個目の発見で、「さそり座新星2021-No.2」です。
梅雨空が続いていましたが、久々の快晴になった29日夜に撮影したサーベイ画像からピックアップしてみました。G画像に落としてUGEMで計測した結果は11.8等でした。
