今大変話題になっている,板垣さん発見の超新星です.いて座に新星を発見された直後に,今度はM101銀河に明るい超新星を発見されました.超新星は普通明るいと言っても15-16等程度ですが,昨夜,なんと,13等で増光中との情報があったのでしかたなく?撮影してみることにしました.
あまり,星雲.星団など鑑賞写真は撮らなくなったのと,私のお手軽器材ではこの銀河は写らない可能性がありました.ただ,13等なら超新星そのものの測光は可能です.すぐ隣の星(NGC天体)も分離することが必要なので,いつも月を撮影しているビクセンのアクロマートD=80㎜ f=910mmの屈折望遠鏡を用意しました.この望遠鏡は一般向けで最もポピュラーな鏡筒です.
24時過ぎに一色海岸につくと,もうM101のおおぐま座は名古屋方面の明かりの中に入り込んでいましたので,デジカメをセットして最優先で撮影しました.露出は20-30秒で複数画像撮影しました.
今日,G画像に変換して,AAVSOのチャートの比較星を基に測光した結果は,平均11.5cG等でした.その後の情報から、この時がほぼピークのようでした.肝心な星野撮影を終了するころは,薄雲がでて北極星はみえませんでした.
この先一か月以内,(せめて年内)に板垣さんが彗星を発見すると,三冠を一か月に達成の記録に・・・
訂正>20230523 ・・この時がほぼピークのようでしたと記載しましたが、AAVSOの観測データをみるとその後も増光しているようでした。