へび座の フレア現象

4月はサーベイのホストカメラやレンズの入れ替えで、ベース画像の撮影やそのアサインでそれなりに忙しく、ソフト開発の先生には大変お世話になりました。星検出のためのパラメータスタディをしながらなんとかオプティマイズできました。

月の後半から本格的にサーベイを始めました。スッキリしない空ですが晴れが続いて、睡眠不足気味です。そんな中、29日の朝の画像から一瞬、天文台へ報告か?と思われた天体に遭遇しました。結局、フレア現象だろうという結論に至りました。

外出自粛の中、少しの時間でしたが、疑新天体で楽しむことができました。写真がそのフレアーと思われる増光です。当日の中心位置の異なる4画像に写っていました。過去のASAS-3やASAS-SNには見当たりません。ただ、その位置にほぼ同定できる明るい星(近接星)があったのでフレアーだろうと想像できました。先生にもご相談しましたが同じ見解でした。念のため翌日撮影しましたが、やはり写っていませんでした。ASAS-SNも含む、前後の観測から、その撮影日時のみの増光で、恐らくフレアーということで一件落着となりました。

ASAS-SNのトランジェントの中にもたくさんフレアーが見つかっていてこの種のカタログでもあればよいのに思います。

 

星表から同定できる星

USNO-B1.0   0794-0362114   17 54 44.89680 -10 31 47.3412   16.41R1   14.49I

USNO-B1.0   0794-0362151   17 54 45.18936 -10 31 47.2116   17.56R1   15.93I

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Obs.

20200424.70698UT  <15.5c Ymo

20200427.52810UT  <17.4  ASAS-SN

20200428.70928UT  13.1c Ymo

20200428.71006UT  12.8c Ymo

20200429.49152 UT  <17.3 ASAS-SN

20200429.70657UT  <15.4c Ymo

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ASAS-3