★へびつかい座に新星出現

イメージ 1

新星がまた出現。
発見は掛川の西村さんで19日の朝撮影の写真から。
朝方の空、月の影響も無くなっても悪天が続いていた。
そういう意味では19日の朝は新星出現の可能性は高い時。
ただ南半球なら何度か観測はできていたはずだが・・・
リラーさんは元気なのだろうか? もうお年だ。
4時には快晴だったが、低空はもやっていたので安眠とした。

昨日20日の朝に写した写真にはしっかりと写っていた。
でも85mmレンズではやや厳しい。

今朝21日は135mmで撮影してみた。
明るさは9.5等前後で昨日とあまり変化は無さそう。

DSLR f135mm F2.8
ISO感度,800
撮影日時,2010/02/21 5:20:48
シャッタースピード(秒),22.14


_________________________________________________


VSOLJ ニュース (235)

へびつかい座に今年2個目の新星

著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@phys.kyushu-u.ac.jp

へびつかい座は夏の天の川に近く、また広い星座なので、新星が多数見つか
ります。そのへびつかい座に、今年2個目の新星が出現しました。発見したの
静岡県掛川市の西村栄男(にしむら ひでお)さん、これまで多数の新星を発
見してきたベテラン捜索者です。

西村さんは、2月18.845日(世界時、以下同様)撮影のデジカメ画像から、9等
級の新星を見つけました。13.84日には同じ位置に11等より明るい天体はあり
ませんでした。多くの観測者によって新天体の実在が確認されています。その
位置(板垣公一(いたがき こういち)さん測定)は、

赤経: 17時26分32.08秒
赤緯: -28度49分38.5秒 (2000年分点)

です。

天体のスペクトルが、岡山理科大学のチーム(19.85日)、岡山県倉敷市の藤井
貢(ふじい みつぐ)さん(19.86日)によって撮影されています。その結果、この
天体は古典新星であり、鉄が多い部類のものであることが判明しました。今後
の天体の変化が楽しみです。

岡山理科大学観測のスペクトル
http://blog-imgs-32-origin.fc2.com/t/n/b/tnblab/PN_in_Oph20100219.png

藤井さん観測のスペクトル
http://otobs.org/FBO/fko/nova/pn_oph_20100219.gif

参考文献:CBET 2176 (2010 Feb. 19)
2010年2月20日