夕方から曇りの予報でしたが快晴になりました。望遠鏡のセットが終わると海上から赤い大きな月が昇ってきました。西には冬の大三角形、オリオン座などが見えてきます。建物の明かりがありますが、天頂にはしし座、北斗七星、そして東の空には赤いアルクトールス、スピカと春の大曲線も見えます。
最初は望遠鏡を覗きに来られるお客さまも少な目でしたが、天体に興味があり、アルクトールスに想い出があるという関東から来られた親子の方、月に1~2回の天体観測ですが、こんな日に宿泊できてラッキーだったととても喜んでおられました。
20時頃からは非常にたくさんのお客様が出てこられました。、なんども列ができる状態になり慌しい天体観測になりました。そんな中、月と2重星のミザールを望遠鏡で見ていただきました。満月過ぎの月がある悪条件でしたが、裸眼で2重星のミザールとアルコルがはっきり見えるという若い人がいました。条件がよければ分離できる星ですが、羨ましい限りです。いつものようにスマホによる月の撮影も楽しんでいただきました、。気がついたら終了の21時半になっており、アッと言う間でした。平成最後の満月(正しくは十六夜)に皆さん感激してもらい、満足を感じる夜でした。