【天空の宿 天の丸でお月見 2022.05.14】

 

天の丸で 星見企画 の天体観測です。
雨上がりで午後から晴れの予報でしたが、夕方になってやっと雲がとれてきました。
西の真っ赤な夕焼け雲の中には、今日の勤めを終える太陽の顔がちょこっと見えています。東の空にはもう月齢13の月が高く昇っていて、天体観測のために待機しているようです。

テラスに望遠鏡を設置し、調整がまだできていない状態から、待っていましたと言わんばかりに天体観測を楽しみにしていた家族連れのお客様が来られました。
しかし、明るい空でまだ星はみえません。そんな空でも大きな顔をしているのが月です。まずは望遠鏡を通して月を観ていただきました。初体験の天体観望にとても喜んでもらえました。
この日は、ISS国際宇宙ステーション)が、年内でも数えるほど条件よく見ることができる夜でした。薄雲が出てきましたが、20時10分頃、予報通り南西の空に明るい光源を見つけました。その後、ゆっくり頭上まで上がっていき、北東の遠望峰山に沈むまでの数分間、お客様皆さんと観望することができました。飛行機やUFOでもなく、マイナス3等級の明るさで光る有人の宇宙ステーションがゆっくり移動する様はとても見応えがありました。皆さん、初めてのISSに感激されていました。
最初は快晴に近い空でしたが、その後だんだんと雲が出てきて、雲間や薄雲を通してのお月見になりました。雲間から見えた、アルクトゥルス、スピカは、春の夫婦星と言われ、6万年後は大接近するというお話などもさせていただきました。
結局、終了時刻を過ぎるまで 切れ目なくお客様がテラスに出てこられ、天体観測を楽しむことができました。気温は13℃まで下がり、少し寒さを感じましたが、あっと言う間のひと時でした。皆様、参加ありがとうございました。