銀河伝説煌めく天空の宿・天の丸様 で 星見企画 が天体観測です。
春の暖かな夕焼けの中に陽が沈みます。振り向けば、遠望峰山から真っ赤な満月が顔をのぞかせています。うさんぎさん少し大きくなったかな。月が高くなるごとにゆっくりと夜にむかいます。天頂には、冬の星座へのエントランス、一等星で囲むヘキサゴナルホールが大きく開いてきました。お隣には「七姉妹・プレアデス」が満月に負けまいと化粧をしています。姉妹に近寄った火星は恥ずかしくなって小さく赤くなっています。
そんな空の下、望遠鏡のモータアライメント音がテラスに響きます。鏡筒が空に向き、天の丸のお客様をお待ちしています。
前半は雲の影響もなく、お客様と、生き延びたペテルギウスや二重人格のシリウスの話や望遠鏡で月やすばる星団を見て楽しみました。後半は多くのお客様でしたが、残念ながら雲まで多くなってしまいました。満月が雲間から顔を出すだけで歓声があがり、望遠鏡に走り寄るようなことがしばしばです。２月の満月はスノームーンと言われますが、月末でスプリングムーンの名のほうがふさわしく、恥ずかしがっているのかもしれません。それでも、ほとんどの方はスノームーンに出会うことができ、ツキがあったようです。
