完全に古新聞になってしまいましたが、今月の9日に、さそり座新星が出現しました。発見したのは、日本人で、山形県にお住いの板垣さんです。CCDカメラと180㎜レンズによるもので、発見時の光度は、11.4等でした。独立に、西オーストラリアの Andrew Pearceさんも発見しています。
さそり座に新星が出現したのは今年3個目、現時点で今年発見された銀河内新星はこれで8個(含む ZTF24aaomlxy)になりました。
この新星を確認できる日がなかなか無く、また、条件の良い日は都合が悪くて、とうとう20日になってしまいました。自分が撮影や確認もしていないのに、ネット情報だけでは語れず、ブログ記載も今日になりました。
発見(撮影)されたのは、9日19時29分です。この日、岡崎も晴れていましたが、低空に雲が出ていてメモには「撮影サボリ」とあります。でもちょうどこの時刻に新星の位置から西隣にある月を撮影していました。月から下には入道雲が並んでいたのを覚えているので撮影していてもこの位置は無理だったかもしれません。それ以前となると 6日までさかのぼりますが、この位置に14等より明るい星は写っていませんでした。
TOCPに発見報告がされて、即、同夜には、南アフリカ天文台のサザーランドにある口径1.9mの望遠鏡で分光観測が行われ、古典新星であることが確認されました。そして、ASAS-SNの発見とは異なり、TOCPに報告されたオブジェクトなので、GCVSの名前「V1725 Sco」も即付き、 CBET 5444 が発行されました。
あっという間の出来事でした。新星は発見直後に9等台まで明るくなり、その後は徐々に減光して、20日に一色海岸で、D=80㎜F6レンズを使って撮影した光度は、11.2等でした。まだそれなりに明るいですが、夕空で高度も低いため観測も少ないかわいそうな新星になりました。以上、備忘録です。





